祖母井 郁 展
SOBOI Kaoru
2006年10月16日(月)~10月28日(土)
日曜休廊 12:00-7:00pm
Vernissage: 10/2 5:00-7:00pm
秋山画廊 - アクセスマップ
僕ははじめ、絵描きになろうと考えた。
しかし、絵描きになる前に、大きな問題提起がなされた。
その問題提起とは彫刻のことだった。
僕ははじめ、絵画における地と図の関係を引き裂くものが彫刻だと直感した。
そこで、八味雲(やみくも)に彫刻らしきものをつくった。
しかし地と図の関係が引き裂かれたものは存在しなかった。
彫刻は、物質という厚みや内部の隙間という空間が共有されている。
そのことは彫刻自身が地と図を内包するものだと理解することでもある。
僕は今、彫刻の表面という厚みの問題に取りかかり始めた。
彫刻という塊は登ることが不可能な山であり
空間を限定することなく宙吊りにされた塊は地平線そのものだった。
地と図の関係が引き裂かれたものとは、人間の思念から起きていた。
しかし、それが彫刻なんだということを再び思い知らされている。
それでも地と図を分離させることができるのではないかと思いたい。
僕は絵描き志望の彫刻家である。
彫刻をつかまえるというイタチごっこが、果てしなくどこまでも続く。
ページ上へ▲