
弥生時代以来”米”が主食になってから人は飢えるようになり、格差社会が発生するのだが、同じく美も造形するようになってから飢え始めた。
樹木は気まぐれな天の恵みと土の養分を与えられ、秋になれば使った分だけ枯葉を降らせて土に還す。 ただそれだけ、それだけで樹木は美しい。 自然は美の手本である。 作意もなく、技術もない。
そんな感じで作品もありたいと思う。

Sタワー
S町という実在する町に、突如現れた赤いジャケットを羽織った外人のお兄さんが子供たちの前で披露したヨーヨーの技である。華麗な紐さばきで織りなしたものは正真正銘タワーであった。今思えば、なぜこんな田舎町に来たのだろう?という疑問に江戸初期の兵法者の渡世に似ていると気がついた。おそらく技を披露した後、床屋で酒でも振舞われてまたどこかの町に流れていくのだろう。現代の奇妙な遁世者だなー。

三十三間堂棟由来
八百年の歳月の重みを感じてください。今は埃と汚れでくすんでいますが、この棟は当初朱と金箔で化粧が施された雅なものでした。柳の精は切り倒されて棟になってもちゃんと今も生き続けています。

箱
■□だけである。■□のデジタル信号は規則正しく!たのもしく!隙がない!しかしデジタルの生みの親「人間」は本来アナログであり、不規則、不安、隙だらけである。わが子ながらかしこいが少しくらいドジなくらいが、本当は可愛いのである。PCウイルス感染、バグなどのドジな症状があるからこそこの子は人間に愛されるのだろう。目を凝らしてこの絵をみてほしい。知らずしらず感染し「仏の顔」が浮き出ている。

殻と白身
知ってましたか?キャンヴァスを3分間茹でたあと上手に表面の殻を剥ぐと白身が顔を出します。塩を振ってから召し上がってください。お味は保証いたします。